- 防風林ナビ>防風林の手入れ方法
- 杉を防風林として機能させるために定期的に手入れを行います。杉の木は、日差しのあたらない枝は枯れてしまうため、防風林のとして効果を期待するためには、必要な位置に枝が残るように、適度の日差しを確保する必要があります。
また、杉に限らず農地や庭樹では大きくなりすぎないよう、適度の木の背丈を調整することも重要な維持管理項目です。
作業を行う高さや維持管理の方法により、様々注意事項や各種資機材が必要となります。
防風林の手入れ
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・不要な枝の枝払い
奥にあるのが、低~中間の枝を切り落とす為に使用した1.8メートルの脚立。使用中なのが、中~高の枝を切り落とす為に使用している枝打ちはしご。約4メートル程度で作業をしています。
枝打ちはしごの使い方 へ -
・木の上でのチェンソー使用
樹木の剪定等で高所でチェンソーを使用しての枝打ちや幹を途中から伐採して樹高の調整や日差しの確保を行います。
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・木の間伐
間伐(間引き)や樹種の世代交代。用途や周辺環境の変化から不必要となった樹木を人為的に枯らせて維持管理を行います。
木を枯らす方法(巻き枯らし方法)へ -
・防風林の外側
防風林の外側の景観です。
茂った枝と葉で、目隠しと風除けとして機能しています。また、樹木の背丈があることで農薬が果樹園外に飛散することを防止しています。 -
・防風林の内側
外側のみ枝を残し、内側は切り落としてあります。 果樹園の外側に防風林、内側に防風ネット(右側の青いネット)の2重対策になってます。
内側の枝が無いのは、果樹園の日差しの確保と、杉の枝が防風ネット・防鳥ネットを痛める為伐採しています。
解りにくいですが、ネットの高さが約4メートル程度の高さ、杉は8メートル程度です。